中学・高校時代

洋服を満足に買ってもらえない

中学も高校も制服があり、土日も部活でジャージで過ごすため、私服はほとんど持っていませんでした。ですが、たまに友達と遊びに行く時はもちろん私服。遊ぶ予定を母が知っていても、着ていく服の心配をしてくれた事なんてありませんでした。

着ていく服にとても悩んだ記憶がります。街中に遊びにいくのにそぐわない格好で行ったり、服に合う靴下がなく、裸足にスニーカーで行って笑われたこともあります。

最悪、姉の服を借りて着て行きなさい、と言われます。※姉は既にバイトやらで自身で服買えていました。年の離れた姉の服を中学生が着るのには違和感がありました。浮くのがイヤで、周りと馴染んでいたいお年頃ですしね。買ってもらいたかったなぁ。

お金に余裕がないのかな。私も年齢的になんとなく分かってきました。

お母さんも働いたらいいのに、とも思いました。社会に出ていくのに自信がなかったのかもしれないけど、子供の為に頑張らなくちゃ、って普通の感覚なら思うはずです。それが、母にはなかったのでしょうね

自分のできる範囲内の事しかせず、高みを目指して頑張ろうとしないというのが母のイメージです。

母親が免許を持たない事での弊害

中学生になり部活動が始まります。田舎の学校だった為、保護者が車で生徒の送迎を分担したり、会場まで荷物を自家用車で運ぶといった分担が当たり前のようにありました。

ですが、父は仕事で全く協力できず、母親に免許がなかった為、送迎は私の親以外で行われました。入っている部活で、母親に免許がないのは私の家だけでしたね。子供ながらに、他の保護者の方に申し訳ない気持ちでした。

免許のない弊害はそれだけではないのです。

学校帰り、いくら大雨が降っても、強風で注意報が出ても、親が迎えに来られません。

近所に仲良しの友達がおり、いつも送迎ではそのお母さんにお世話になっていた。友達のお母さんは、イヤな顔ひとつせず送ってくれて、本当に感謝しています。我が家の事情、分かってくださっていたんだろうなぁ。

あまりにお世話になり、申し訳なくなり、「今日はお父さんが休みで迎えに来るから大丈夫!」と嘘をついて断ったこともありました。友達が車で帰るのを見届けてから、ゆっくり土砂降りのなか歩いて帰るのです。

送ってもらった事は母にも報告していましたが、お礼の電話をしたり、お菓子を持ってお礼をしに行ったりしたことは一度もありませんでした。

どうして免許を取ろうという思いに至らなかったのか疑問に思います。免許取得も自分のできる事の範囲外だったでしょうし、もし取れたとしても車2台を持ち、維持する事も、経済的に考えて難しかったのでしょう。

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